2012年06月19日
台風の来ない国がある?
今日は午後から台風の影響で、雨風が強くなるそうです。帰り道、大丈夫かなぁ!?っと話していたら、
”な~に、心配しなくても、落ち着くまで残業してればいいさ!”
と社長が笑いかけてきました。なんとも不気味な台風予想です^.^;。
ところで、台風が来ない国があるってご存じですか? というか、台風というのは元々、太平洋や南シナ海の赤道以北、東経180度以西100度以東にしか発生しないんです。
そもそも台風というのは、10分間平均の最大風速が17.2メートル以上の強風を伴う熱帯低気圧の事で、主に北緯2度から北緯40度付近の海上で発生し、発達するものです。
ではでは、大西洋やインド洋では台風のような嵐はないのかというと、決してそんな事はありません。皆さんもよくご存じの通り、むしろ南国での夏場の大きな嵐の数と勢力は日本以上のものでしょう。ただ、同等の勢力を持つ熱帯低気圧であっても、台風と呼ばないだけの話なんですね。
原則として、日本で言う台風は、大西洋北部や太平洋北東部から太平洋北中部にかけてのエリアでは「ハリケーン」と呼び、インド洋の北部付近と何部付近、それに太平洋南部エリアでは「サイクロン」と呼びます。また、こうした一般的な台風とは別に、WMOこと国債気象機関には、1分間平均の最大風速が64ノット以上のものをタイフーンと呼ぶという定義も存在するんですね。さらに、東経180度より東のエリアでは、1分間平均の最大風速が64ノット以上のもの、即ち、WMOでいうタイフーンクラスの熱帯低気圧に発達して初めてハリケーンと呼び、1分間の平均最大風速が34ノット以上64ノット未満の日本で言う台風クラスの熱帯低気圧は、「トロピカルストーム」と呼ばれるんですよ(゜ω゜)。
という事で、例え台風として発生しても、その進路によって、途中からハリケーンやサイクロンに名前が変わる事も珍しくない訳で、勿論その逆のパターンもしばしばです。例えば、2002年にやって来た台風17号は、最初西経域で発生したハリケーン「エーレ」が統計180度を超えて台風となったもので、同じ年に発生した台風24号の原点もハリケーン「フーコ」! 2006年に発生した台風12号の原点はハリケーン「イオケ」でした。また、1972年に発生した台風29号は、その後マレー半島からベンガル湾に抜けた事により、台風からサイクロンに変わったんですね。さらに、1970年の台風13号は、最初西経域でハリケーンとして発生し、一時東経域に移動して台風になっていたものの、再び西経域に去ってしまったために、すぐにハリケーンに返り咲いてしまったという例もあります。
ですから、台風は世界中どこへ言っても名前を変えて大暴れする危険な気象現象! 特に今回は梅雨前線の居座る日本列島にやって来て、猛威を振るおうとしている事が予想されます。
さっき友達から、今日は台風の危険を回避するために、いつも行っている老人会のクラブが休みになったというメールがありました。これは実に懸命な判断だろうと思いますね。けれど、その一方で、こうした適切な判断が下されないまま、被害に遭われる高齢者や障害者が後を絶たない事は、毎回台風が去る度に明らかになり、旨が傷みます。自分の命を守るのは自分です。例え人がどう言おうが、自分が危険だと思えば外出を避ける事が大事なのではないでしょうか?
いつも言う事ですが、地震と違って台風は来る事が事前に分かるんです。しかも、地震と違って台風は、屋内にさえとどまっていれば身を守れる事が大半でしょう。
となると、やはりそれなりの自己防衛が望まれますね。
実は、今朝健康通が出勤して来る時は、空がどんより暗くて、結構強い雨が降っていました。ところが、今は空は比較的明るく、雨は小康状態! 風も殆ど無風です。一見大丈夫そうに見えるのですが、これぞ正しく嵐の前の静けさなのでしょう。ここで油断しては後悔する事になりそうなので、十分気を付けたいものですね(^_^)V)。
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”な~に、心配しなくても、落ち着くまで残業してればいいさ!”
と社長が笑いかけてきました。なんとも不気味な台風予想です^.^;。
ところで、台風が来ない国があるってご存じですか? というか、台風というのは元々、太平洋や南シナ海の赤道以北、東経180度以西100度以東にしか発生しないんです。
そもそも台風というのは、10分間平均の最大風速が17.2メートル以上の強風を伴う熱帯低気圧の事で、主に北緯2度から北緯40度付近の海上で発生し、発達するものです。
ではでは、大西洋やインド洋では台風のような嵐はないのかというと、決してそんな事はありません。皆さんもよくご存じの通り、むしろ南国での夏場の大きな嵐の数と勢力は日本以上のものでしょう。ただ、同等の勢力を持つ熱帯低気圧であっても、台風と呼ばないだけの話なんですね。
原則として、日本で言う台風は、大西洋北部や太平洋北東部から太平洋北中部にかけてのエリアでは「ハリケーン」と呼び、インド洋の北部付近と何部付近、それに太平洋南部エリアでは「サイクロン」と呼びます。また、こうした一般的な台風とは別に、WMOこと国債気象機関には、1分間平均の最大風速が64ノット以上のものをタイフーンと呼ぶという定義も存在するんですね。さらに、東経180度より東のエリアでは、1分間平均の最大風速が64ノット以上のもの、即ち、WMOでいうタイフーンクラスの熱帯低気圧に発達して初めてハリケーンと呼び、1分間の平均最大風速が34ノット以上64ノット未満の日本で言う台風クラスの熱帯低気圧は、「トロピカルストーム」と呼ばれるんですよ(゜ω゜)。
という事で、例え台風として発生しても、その進路によって、途中からハリケーンやサイクロンに名前が変わる事も珍しくない訳で、勿論その逆のパターンもしばしばです。例えば、2002年にやって来た台風17号は、最初西経域で発生したハリケーン「エーレ」が統計180度を超えて台風となったもので、同じ年に発生した台風24号の原点もハリケーン「フーコ」! 2006年に発生した台風12号の原点はハリケーン「イオケ」でした。また、1972年に発生した台風29号は、その後マレー半島からベンガル湾に抜けた事により、台風からサイクロンに変わったんですね。さらに、1970年の台風13号は、最初西経域でハリケーンとして発生し、一時東経域に移動して台風になっていたものの、再び西経域に去ってしまったために、すぐにハリケーンに返り咲いてしまったという例もあります。
ですから、台風は世界中どこへ言っても名前を変えて大暴れする危険な気象現象! 特に今回は梅雨前線の居座る日本列島にやって来て、猛威を振るおうとしている事が予想されます。
さっき友達から、今日は台風の危険を回避するために、いつも行っている老人会のクラブが休みになったというメールがありました。これは実に懸命な判断だろうと思いますね。けれど、その一方で、こうした適切な判断が下されないまま、被害に遭われる高齢者や障害者が後を絶たない事は、毎回台風が去る度に明らかになり、旨が傷みます。自分の命を守るのは自分です。例え人がどう言おうが、自分が危険だと思えば外出を避ける事が大事なのではないでしょうか?
いつも言う事ですが、地震と違って台風は来る事が事前に分かるんです。しかも、地震と違って台風は、屋内にさえとどまっていれば身を守れる事が大半でしょう。
となると、やはりそれなりの自己防衛が望まれますね。
実は、今朝健康通が出勤して来る時は、空がどんより暗くて、結構強い雨が降っていました。ところが、今は空は比較的明るく、雨は小康状態! 風も殆ど無風です。一見大丈夫そうに見えるのですが、これぞ正しく嵐の前の静けさなのでしょう。ここで油断しては後悔する事になりそうなので、十分気を付けたいものですね(^_^)V)。
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Posted by 健康通 at 10:19│Comments(0)
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