新健康通日記

一昨昨日はサヨナラ打で勝ったはいいけど、昨日はサヨナラエラーで負け(:_;)。これだから、前途多難の道から一向に脱出出来ないんですよね(｀ヘ´) プンプン。。因みに、昨日は一重に越智が悪い!!　一応坂本もちょっっと悪いけど、やっぱり越智が悪い☆α==(・・#)パーンチ。
たまに早く仕事が終わって、家でのんびり野球中継を見ていたらこれだもんね。もうやってらんないよ～--#。
昨日もヤクルトは勝ったし、やっぱもう今年のセリーグの優勝はヤクルトにほぼ間違いなさそうですね。まあ後は、クライマックス進出を目指して、２位・３位争いが少々熾烈になるでしょうけど、健康通の予想では、２位が中日、３位が巨人と言ったところでしょうか!?　阪神も３連勝の後の４連敗で再び借金生活に突入し、Ａクラス入りが一気に遠ざかりました。
ただ、巨キチにしても、虎キチにしても、ドラキチにしても、今はとにもかくにも、最後の１試合まで、絶対に消化試合と言われないように、野球らしい野球をやって、まずはクライマックス、そして日本シリーズ優勝を目指してもらいたいものですよね。それがプロ野球選手として、普段から我が事のように誠心誠意応援してくれているファンに対する正心誠意ではないだろうかと思います。
さてさて、昨日から始まった臨時国会で、新しく我が国のリーダーとなった野田佳彦首相が語った所信表明演説の中に出て来た”正心誠意”という四文字熟語が俄に注目を集める事となりました。確かに、あれっ、誠心誠意の間違いじゃないの??　と思われた方も少なくない事でしょう。何せ、我が国の総理は漢字が苦手というイメージもありますからねぇ(*_*;。野田首相よ、あんたもまたかぁ(:_;)。などとテレビの前で嘆いているおじいちゃん・おばあちゃんの姿が目に浮かびます。
が、しかし、この”正心誠意”という表記は決して誤字脱字ではありません。今回新総理が言いたかったのは、正しく”誠心誠意”ではなく、”正心誠意”だったのです。
そもそも誠心誠意の「意」という字は、考えや気持ちという意味を持っており、この”誠心誠意”という四文字熟語は真心、それも、自分の損得勘定を一切合切考えず、相手のためだけを思うこの上ない真心を現しているんですね。
一方、今回脚光を浴びる事となった”正心誠意”という言葉は、近代日本の幕開けとも言える明治維新に一役も二役も買った政治家「勝海舟（かつかいしゅう）」氏が述べた語録の一つで、全ての物事の収支は真実でなければならない、真実なくして物事は成り立たないという意味です。もっと分かり安く言えば、物事は真実に始まり真実に終わらなければならないんだから、真実がなければ物事は動かないという事ですね。でもって、その真実を貫くためになりふり構わず尽くすというのこそが、勝海舟の言いたかった”正心誠意”ではないだろうかと私は思います。人の上に立つ者は、常にそうでなければ人は付いて来ないというものなのでしょう。巧みな言動で、しょっちゅう仕事をサボっているうちの社長なんぞは、胸が痛いのではないだろうか(^0^)。
という事で、勝海舟は現役時代に”政治家の秘訣は、何もない。ただ正心誠意の四字ばかりだ。この四字によりてやりさえすれば、たとえいかなる人民でも、これに心服しないものはないはずだ”と言い残しています。
幕末から明治初期にかけて活躍した勝海舟は、どうしてもルックス的に目立つのでしょうか、坂本龍馬に人気を奪われがちですが、実は実は、龍馬はこの勝海舟の教え子なんですよね。しかも、日本人初の太平洋横断に成功した人物の一人でもある勝海舟。彼の事をあれこれ話すと、これが中々面白いんだけど、それこそ今日一日仕事が出来なく鳴りそうなので、またいつか暇な時にでもご紹介出来ればと思います。
まあようするに、”誠心誠意”と”正心誠意”は似ているようでもどこか違うという事ですよ。ただね、実はこの勝海舟の名言”正心誠意”を使い、まずは被災地の復興に努め、日本経済や世界との関わり、さらには選挙制度の見直しなど、次世代を担う新内閣の役割は大きいという事は、正しく今日日本の第95代総理大臣が誕生するという8月30日の朝、日刊建設工業新聞の「建設放談」に掲載されていました。それをちゃっかり頂戴しちゃうなんて、ホントに正心誠意の所信表明と言えるのだろうか？勝海舟の言う通り、我々国民が望んでいるのは、真実を貫いてくれる政治です。やっぱもっと自分の正心に忠実な挨拶をして欲しかったと思うのは健康通だけでしょうか？
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