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2011年08月01日

今日が誕生日!

”いいか、君たち、今日は俺に文句を言わないように! 何故なら、今日8月1日は「ハイの日」なのだ~!!”と、朝から社長がニヤニヤしながら言っておりました。そう、確かに今日8月1日は、その語呂合せから「ハイの日」とはされていますが、実は実はこの「ハイの日」、正しくは『ハーイの日』で、全国麻雀業組合総連合会が制定した麻雀記念日を意味しているのであります。
さらに、この語呂合せを利用して、日本呼吸器学会が1999年に「肺の日」を提案、翌2000年から実施されています。従って、今日8月1日は、決して上司に逆らってはいけない日という訳ではないのです:-P。
さてさて、そんな8月1日は、今から87年前の1924年に阪神甲子園球場が完成した日でもあります。先週末、思いの他横浜さんに苦戦させられた阪神さんは、結局借金1つを抱えたまま、その甲子園球場を高校球児たちに空け渡し、今年も死のロードに出る訳ですが、まあ今の巨キチは、よそ様の心配をしている場合ではない! しかも、いきなりタイガースは東京ドームに乗り込んで来る訳ですから、ここは同乗するなら勝ちをくれ!! お宅よりも借金のはるかに多いジャイアンツを相手に、余り気合いを入れすぎないでね(*^_^*)とお願いしたいものですね(@@;)。
それに、虎キチさんたちは、甲子園球場を高校球児たちに貸してやるんだ! というお考えをお持ちの方も多いようですが、実際には、この甲子園球場は高校野球を開催するために造られた日本最初の巨大スタジアムですから、借りているのはタイガースの方なのであります(・u・)>ベー。
時は今から遡る事96年前の1915年、世はまだ大正時代半ばだった訳ですが、今は亡き大阪府の豊中球場で第1回の全国高校野球選手権が開催されました。まあもっとも、当時はまだ高等学校ではなく中等学校と呼ばれていたので、大会名も「全国中等学校優勝野球大会」とされていたようですけどね。しかし、今のような豊かな日本ではなかった時代に、選手たちが遠方に長期滞在し、野球をする事は経済的にとても厳しい事だったのです。そこで、少しでも大会を短期化する必要があるという事で、主催者である朝日新聞社が目を付けたのが、今の西宮市に阪神電鉄が所有していた鳴尾球場。こちらは元競馬場だったところに造られた運動公園の一角でしたから、ダイヤモンドが2面取れたんですね。従って、同時に2試合進行出来るという訳です。
けれど、何分所詮は運動公園の中の球技場にすぎなかった鳴尾球場、父兄や学校関係者が子供たちを応援するための観客席というものが殆どなかったため、大会の開催時にのみ、木造の仮設スタンドというのを設置していました。まあこの仮設スタンド、謂わば河川敷で行なわれている少年野球の試合を見るような感覚で、非常に間近に野球が見られるとあって、ファンやマニアにはたまらなかったのですが、故に、誰もが簡単にグランドに出られるというとんでもない状況を抱えていました。実際問題、試合が盛り上がるに連れ、観客がダイヤモンドになだれ込んで中断するというトラブルが多発!! また、1923年の第9回大会の決勝戦では、地元の甲陽中が和歌山中と戦うという近畿対決が実現。こうなると、学校関係者だけではなく、一目見ようとやって来る野球ファンの数も中途半端ではなくなり、本格的な高校野球人気の始まりとなりました。
これを機に、朝日新聞社では、高校野球を開催するための本格的な野球場の必要性を検討。ちょうどその頃、鳴尾球場の所有者であった阪神電鉄も、周辺を流れていた武庫川の支流、申川(さるかわ)を埋め立てて、新しいスポーツ施設を建設する計画を立てていました。こうなれば、まさしく渡りに舟! 双方の利害関係はたちまち一致し、甲子園球場の設立と相成った訳ですね。
ところが、当時の日本には、まだ彼らが描いていたような本格的な多目的巨大スタジアムというのが存在しません。で、まあ半ば仕方なくという形で、アメリカはニューヨークに本拠地を置いていたニューヨーク・ジャイアンツのホームスタジアム「ポロ・グラウンズ」をモデルに設計する事に決定。ただ、陸上競技場や球技場としても利用出来るようなスタジアムという考え方から設計されたため、甲子園球場の特徴とも言える三角形のグランドに、ポール際のコーナーが丸みを帯びているという独特の形状で、119メートルから120メートルの中堅に両翼が110メートルという外野の構造に対し、左右中間が128メートルもある途轍もない大きなグランドに仕上がったのです。おまけに、何を血迷ったか、竣工からちょうど10年目となる1934年には、ホームベースをさらに9メートルほど下げたものだから大変!! まさしく甲子園は、日本一外野スタンドの遠い野球場となってしまったんですね(*_*;。あの往年のメジャーリーガー、ベーブ・ルースも日米野球で来日し、初めて甲子園に立った際には、”Too large!”と思わず絶叫したそうですよ。
因みに、この甲子園球場が誕生した1924年は、十二支の最初の組み合わせに当たる甲子年(きのえねのとし)という60年に1度しか巡って来ない、非常に縁起のいい年だったんですねぇ(・。・)。そこで、「甲子園」と命名されたという訳(☆。☆)。そう、別に甲子園は寅年にタイガースのために建設された球場ではなかったのであいります。
という事で、今年もまた甲子園では真夏の高校球児たちの熱い熱い戦いが間もなく繰り広げられようとしています。きっとその中には、未来の日本プロ野球界を背負って立ってくれる若きエースや若き主峰も沢山いる事でしょう。ペナントレースが今イチ面白くない今シーズン、そんな未来のミスタージャイアンツの誕生を夢見て、虎キチのいなくなった甲子園にちょっと目を向けてみてもいいかも!? と思っている健康通りなのであります(^_^)V)。
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