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2012年01月06日

明日は七草がゆの日

明日は1月7日、俗に言う七日正月で、七草がゆを食べる日です\(・o・)/ワア!あい。皆さんは春の七草、全部ちゃんと言えますか? 一応ご紹介しておくと、
『セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ』
の7つです。スズナはカブラの、スズシロは大根の葉ですが、ナズナは通称ぺんぺん草ですから、その多くは田んぼや畑の周りで伸びている雑草ばかり! つまり、昔は田畑で摘んで来た野草を食べるというスタイルだった訳です。
実は実は、まだまだおとそ気分の抜けない時期だけに、余り重きにはおかれないのですが、1月7日は、桃の節句や端午の節句と並ぶ五節句の一つで、「人日の節句(じんびのせっく」と言います。その昔、中国ではお正月の間、生命を大切にしようという慣わしがあってね、
元旦は「鶏の日」、2日は「犬の日」、
3日は「猪や豚の日」、4日は「羊の日」、
5日は「牛の日」、6日は「馬の日」
と定められていました。そして、それぞれの日にはその動物を殺したり食べたりしてはいけないという暗黙のうちのルールがあったんですね。ヤバい、昨日健康通はお昼ご飯に牛丼を食べたような気がする(◎-◎;)ドキッ!!。
でもって、毎年1月7日は「人の日」という事で、犯罪者に対する刑罰を見送っていました。
また、この日は全ての動物を労ろうという日でもあったらしく、野菜たっぷりの暖かいおかゆやスープを食するという習慣があったんですね。これが平安時代に日本に伝わって、今の七草がゆの習慣になったと言われています。
事実、平安時代中期の法律をまとめた「延喜式」という資料の中に、1月7日は七草がゆを食べる事と記載されているんですね。つまり、当時は七日正月には七草がゆを食べるようにと法律で決められていたのです(*_*)。忘れたらきっと恐ろしい懲罰が待っていたんでしょうねぇ^.^;。
そんな七日正月の七草がゆは、江戸時代にはすっかり町民の間にも浸透し、幕府では将軍様以下全ての武士が食べる儀礼として公式行事の一つに定められていたそうです。
さらに、人日の節句は年が明けて初めて爪を切っても良い日とされていて、七草を浸した水に爪を浸けて柔らかくしてから切ると、その年は風を引かないという言い伝えもあります。これは是非とも試してみたいところかも知れませんね(*^_^*)。
でも、七草って、水に浸してから調理したっけかなぁ? 基本的には葉物野菜ですから、少なくとも今は綺麗に水洗いする位だと思うんですよね。と思った健康通りですが、思い切りうっかりしてました(*_*)。
またまた実は実はですが、もともと七草がゆに使う七草というのは、今のような春の七草ではなかったんですよ。勿論、秋の七草とも違いますよ。元祖七草は、
『米・粟・キビ・ヒエ・ゴマ・小豆・蓑米』
の7つの穀物で、七草がゆとは名ばかりという気もしますが、そのせいでしょう、当時は七草がゆではなく、”餅が湯”と呼んでいたようです。
しかし、旧暦を使っていた当時の日本における1月7日は今でいう2月上旬、つまり、春の草花が芽を出す頃だったんですね。そこで平安時代の貴族の間には、新年最初の子の日に野原へ出て若菜を摘む「子の日の遊び」というのがありました。でもって、その摘んで来た若菜を刻んで入れる事で、彩りの美しい餅が湯を作っていたのが今に残っているんですね。この事は枕草子の一説にも
”七日の若菜を人の六日にもて騒ぎ…”
と記されていて、時代は変わっても、お正月の歌を詠む際の季語の一つに数えられています。
さてさて、そんな七草がゆは、1月7日の朝ご飯に食べるものですから、今日のうちに準備しておく必要がありますね。本来は前夜のうちに細かく刻んでおいて、当日の朝おかゆに入れるのが理想だそうですが、まあ切るのは朝でもいいとして、すくなくとも仕入れは今日中にしておかないといけません(*^_^*)。因みに、七草を刻む時は、まな板の上に乗せ、包丁で叩くようにして細かくして行くそうですが、その時、
♪七草なずな 唐土の鳥が、日本の土地に、渡らぬ先に、合わせて、バタクサバタクサ♪
という鳥追い歌に由来する囃子歌を歌う事で、豊作祈願に繋がると言われていますよ。
という事で、今日は健康通も忘れずに七草買ってかえらなくっちゃ! 今はわざわざ摘みに行かなくても、スーパーへ行けば、ちゃんとパックして売られていますからね、大助かりです(・。・)理が鯛。そして、明日の朝は暖かくてあっさりした七草がゆを食べて、いつまでも抜けきらないおとそ気分を一新したいものですね(^_^)V)。
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