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2011年06月22日

夏至の日への思い

今日は夏至です(☆。☆)。つまり、一年中で一番昼間の長い日ですね\(・o・)/ワア!あい。
因みに、本日の日の入りから日没までの時間はと言いますと14時間35分! 冬至の日の昼間の時間が9時間45分ですから、なんと4時間50分、約5時間近くも日中が長いんですね。しかも、面白い事に、夏至の日の夜の時間は9時間25分と、冬至の日の昼間よりも短いんです。この豊かすぎるほどの太陽の恵みをフルに活かし、いろいろな事をしたいものではありますが、残念ながら、日本では、多くのエリアでちょうど梅雨の真っ最中に夏至が位置する上、冬至のようなゆず湯に入ったり、かぼちゃを食べるといった風習も殆どないため、ともすれば、今日が夏至である事すら忘れられてしまいそうです(*_*;。
しかし、夏至の日にはその全域で白夜となる北緯66.6度付近から以北の北極圏内に位置する北欧の国々では、「夏至祭」などと称し、様々な形で盛大に祝われるんですよ。
というのも、この地域では、冬至を挟んで11月末から1月末位の2ヶ月間、一日中太陽が昇らない「極夜」という状態に見舞われるからです。
地球が太陽の周りを回っている事は誰もが知っている事ですが、こうしたある天体が一定の軌道の周りをクルクル周回する事を「公転運動」といって、それを繰り広げている軌道を「公転軌道」っていうのね。でもて、私たちの住む地球は、北極と南極を一直線に結ぶ不動のストレートラインを軸にして回っています。この直線こそが「地軸」、所謂地球の自転軸になる訳なんだけど、実は実はこの線、さっき話した公転軌道面に対して約23.4度も傾いているんですねぇ(=^_^;=)。そのため、地上では一年中常に同じ角度で太陽の表面を通過する事が出来ません。例えば、私たちの住む日本では、夏は比較的長く太陽の近くにいられるんだけど、冬はそうはいかない訳(/_;)。そこで、季節が生まれ、その季節事の日照時間や気温差が生じるという訳ですね。
そしてそして、この地球の自転軸付近の北極圏や南極圏では、さらにこの季節ごとの誤差は大きくなります。そのため、一日中日の昇らない極夜や一日中日の沈まない白夜に見舞われるのです。厳密にいうと、太陽の光が当たる限界緯度は北緯66.6度なので、それより少しでも南に位置する場所では、24時間ずっと極夜という事はないんだけど、それでも、この付近には正午前後の2時間位しか太陽光の差し込まないエリアも少なくありません。逆に、今の時季だと、深夜0時前後の2時間程度しか星空が広がらなかったりもする訳です。そこで、毎年夏至の日には、太陽の恵みに感謝し、大いに満喫しようとするんですね。
気持ちは分からないでもないなぁ。確かに、日本では、先ほどの数字からも分かるように、最低でも1日9時間以上の日照時間はある訳ですが、ただ、それを遮る雲が襲撃して来る事も少なくなく、特にここしばらくは、お日様の光がとても貴重に感じたりなんかしませんか? 洗濯物が貯まりまくっているご家庭の主婦の方々は、取り分けそう思っていらっしゃる事でしょう(^_^)V)。
それを思うと、やはり日の光は、私たち人間が豊かな日々を送るためにはなくてはならないものですよね。夏至は江戸時代の暦書「暦便覧」には、”陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以てな!”と記されています。
ならば、冬至のように、何かの形でもっとみんなが関心を持つようにするべきではないだろうかと思うのは健康通だけでしょうか!? 土用のうなぎや節分の太巻き寿司、それにバレンタインのチョコレートのように、商売上手な誰かがちょっとしたアイデアを打ち出せば、たちまち日本中に広まって、それが習慣づけられるんじゃないかとも思いますしね(*^_^*)。
というような話を昨夜もしていたら、
”おお、それはいい考えだ! じゃあ、我が家では、毎年夏至の日には、本物のビールを好きなだけ飲んでもいい日にしよう!! ねえ、お父さん、いいアイデアだと思うでしょう!? 来年から夏至の日には、発泡酒じゃなくて、エビスをお供えしますからね(*^_^*)。”
と、相変わらず俺が地球の自転軸だと思っている旦那が、父の遺影に向かって勝手な事を言っておりました。それって、多田単に、自分の願望を叶えたいだけじゃない。それに、普段は発泡酒でも第三のビールでもなんでも、飲んで酔っ払ったら一緒だとかって言って、ぐいぐい飲んでるくせに、都合のいい時だけ、うちのクソ親父を巻き込まないでねって感じ(`ヘ´) プンプン。。
でも、初七日に当る夜、ようやく我が家にも普通の暮らしが戻って来たような気がして、なんだかほっこりした健康通なのであります(#^.^#)(*^_^*)。
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