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2011年05月02日

今日は平日だ~☆α==(・・#)パーンチ

今日はこのゴールデンウィーク期間中で一番の行楽日和だそうですよ。珍しく天気予報が当って、朝から新鮮な春の日差しが燦々と輝いています(☆。☆)。でも言っておきますが、今日は平日でっせ~(゜◇゜)ガーン。子供たちはちゃんと学校へ行っています。役所も銀行も郵便局も普通に動いています。即ち、本来は本当に休んでいてもいいのだろうか? という日かも知れないのであります(°°)。
そのせいか、今朝の地下鉄は、いつもとそれほど変わらない混雑ぶりで、祝日だった先週の金曜日とは明らかにその雰囲気は違っていました。やっぱみんな働いてる人は働いてるんですよ\(・o・)/ワア!あい。
そもそも、私が子供の頃には、ゴールデンウィークなるものは存在しませんでした。確かに4月29日は「天皇誕生日」として、5月3日は「憲法記念日」として、5月5日は「こどもの日」として祝日には認定されていましたし、5月1日は「メーデー」という事で休みの職場があったのも事実です。が、しかし、
「4月29日・5月1日・5月3日・5月5日」
というこの並びを見てみて下さい。物の見事な一足飛びでしょう! おまけに昭和の頃の日本には、週休2日制というスタイルも全くと言っていいほど定着していませんでしたからね、土曜日だって子供たちは学校へ行き、パパは会社へ行くのが当たり前だったのです(*_*;。
となると、上記の並びの谷間にうまく日曜日が入ってくれるか、はたまた振替休日が来るかしない限り、中々3連休なんて望めませんでした。今のような5連休だの7連休だの10連休だのなんていう大型連休は昭和のサラリーマンにとっては、夢また夢だったのであります。
ではでは、一体全体いつからこの「ゴールデンウィーク」は日本に出没するようになったのでしょうか?
もともとこの「ゴールデンウィーク」という名前は、映画会社の宣伝文句だったという事はあまりにも有名な話で、今でも連休の様子を伝える報道番組では”大型連休”という表現を多く使っていますよね。そんな「ゴールデンウィーク」という言葉が生まれたのは、今のような暦をも巻き込んだ大型連休が日本に定着する半世紀も前の事!
今から遡る事ちょうど60年前の春、1800年代に活躍し文化勲章も受賞している超有名な作家「獅子文六」原作の「自由学校」という作品が、当時の日本シネマ界を背負って立っていた2大映画会社「大映」と「松竹」の共同製作により映画化され、ロードショーされる事となりました。さっきも話した通り、その頃の日本には今のような大型連休なんてありませんでしたからね、人々は遠出しようなんて考えるよしもなく、この時期は休みが多いから、映画でも見に行くかぁってな感じで、中1日を映画鑑賞に当てる人がめちゃくちゃ多かったんですよね。そこで、この作品はそれまでのお正月やお盆に公開されていた力作を差し置き、大映創設以来の興行収入記録を打ち出しました。まさしくドル箱となった作品だったのです。そこでホクホク顔の当時の大映の専務は、この時期こそ、人々が最も映画館に足を運ぶ時期だと読みを立て、翌年から「ゴールデンウィーク」という宣伝文句とともに、次から次へと話題作をリリースしたと言います。
ところがところが、今その「ゴールデンウィーク」という名称の生みの親となった映画業界は、GW期間中の客寄せに悪戦苦闘しています。何故なら、これだけの大型連休になってしまうと、海外旅行に出かける人も多いですし、国内にいても、みんな競って遠出を考え始めます。そう、映画業界にとっては、昔のような物の見事な飛び石連休だったからこそ、お盆やお正月以上にかき入れ時になったというなんとも皮肉な現状があるんですよね(/_;)。
一方、その後に訪れた高度成長期によって、随分行動力の増した日本国民は、オイルショックを乗り切ると、今度はあのバブルの時代を迎えることとなります。さあ、経済的にも余裕が出て来た! 精神的にも余裕が出て来た!! だが、それらの日本人の余裕は、これまた皮肉な事に、外国人からは”働き蜂”と言われるほどの勤労のたまものから出たものに他なりませんでした。こうなると、後必要なのは時間の余裕です。そこで国は動きました。政治家も時にはいい事を考えてくれるもので、1985年の「国民の祝日に関する法律」の改正時、”5月4日は日曜日や振り替え休日でなくても、みんなで休もうじゃないか~!!”という話になり、「国民の休日」という新しい祝日を作ってくれたんですね。これにより、5月3日から5月5日までの3連休は、一応法律上保障されるようにはなったのです。
しかも、ちょうどこの頃からビジネス業界では欧米スタイルを取入れる形で週休2日制が導入され始めていました。これに伴い、1989年2月からは銀行や信用金庫などの金融機関が、土曜日の窓口業務を完全に休し! さらに1992年5月からは公務員の週休2日制も実施される事となりました。
だけど、親は休みでも子供たちは学校がありましたからねぇ、となると、学校の先生たちは、いくら公務員でも仕事をしなければなりません。これではたまったものじゃないですよね(`ヘ´) プンプン。。それに子供たちだって、パパがおうちでゴロゴロしているのに、自分たちは学校へ行かなきゃいけないなんて、やっぱ絶対納得出来ないでしょう:-<。そこで、1992年の秋から、取り敢えず大2土曜日だけを休みとし、その後1995年春からは第4土曜日も休みとする事とされました。ただ学校の場合、完全週休2日制を採用するには賛否両論で、一筋縄ではいかなかったんですね。そこで、休みが週2日になる事より先生や子供が学校で勉強したり働いたりする日が週5日になるという事を前面に押し出した”週5日制”という表現を使う事で、2002年度から完全週休2日制を実現する事に成功したのであります\(^^)/。
そしてそして、待ってました2005年の祝日法の改正! ここでついに5月3日の憲法記念日や5月4日の国民の休日が日曜日と重なった場合、5月5日の子供の日の翌日に振り替えるという新たな規則が成立し、人々はさらなるビッグなゴールデンウィークを手に入れるというチャンスを掴んだのであります\(^O^)/。
加えて、この時の祝日法の改正により、4月29日の「緑の日」は「昭和の日」と改められ、この緑の日が5月4日にお引っ越し、国民の休日という休日は事実上廃止となりました。まあ、そんな事は誰も気にしていないと思いますけどね(^0^;)(^0^;)。
ところで皆さんは、本当は日本には「振替休日」なんて存在しないっていう事をご存じですか? この振替休日という制度は、1973年の祝日法の改正によって誕生した比較的新しいシステムです。されど、国民の祝日に関する法令第3条には、“「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする。 ”という表記があるだけで、「振替休日」という言葉はどこにも使われていません。そう、振替休日というのは、私たち日本国民が便宜上勝手に作った呼称だったのです(・。・)。
つまり、ゴールデンウィークも振替休日も勝手に人々が騒いでいるだけで、ごく普通に日常生活を送っていても、全然問題じゃないんですよね。おまけに、何度も言うようですが、今日は祝祭日でも振替休日でもありません。暦上は真っ黒ケッケの月曜日です。仕事の出来る人はしっかり仕事して、子供たちも学校で勉強やスポーツを楽しんで、明日からの3連休に備えましょう(^_^)V)。
勿論、健康通はいつも通りに出勤して来ていますよ。そして、いつも通りに仕事をさぼってこのブログを更新しているという訳です(*_*)。
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